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酒匂川の概要

「酒匂川」は静岡県御殿場市の富士山東麓(鮎沢)に源を発し、神奈川県小田原市を貫流して相模湾へ注ぐ、水系流域面積約582km2、幹線流路延長約42㎞、高低差約420mと日本屈指の急勾配の暴れ川(2級河川)です。

古くから農業用水として活用されており、酒匂川堰等を通じて下流部や流域を越えて水田に供給されてきました。最近では下流域の飯泉堰で取水し、飲料水として横浜・川崎・横須賀方面へ供給しています。
支川の河内川上流には神奈川県管理の三保ダムがあり、洪水調節とともに発電が行われています。

今後の活動予定
●1級河川化を実現するための活動
  1.  国が防災・減災に資する「国土強靭化基本法(2013年)」に基づき、国土強靭化基本計画(2014 年)が閣議決定された。その後、2018年に見直しが入り、分野ごとの縦割り行政ではない省庁間の 垣根を越えた実効性のある連携体制とした。そして財政規律を守っても人の命を守れない予算では 何にもならないとして、予算の増額を求め「事後の処理」ではない「事前の備え」を理念として向 う3年間で約7兆円とした。そして、2021年には向う5年間で約15兆円の予算を発表している。
  2.  このような国の動きは、酒匂川流域自治体の1級河川化を実現するための千載一隅のチャンスと 捉え、酒匂川流域の自治体(4市5町)が纏まって、国へ上申するよう粘り強く訴えて行く。
        ””上申なしには1級河川化見直しの俎上にさえ乗らない””
●現在、足柄上郡1市4町は既に1級河川化に同意しているが、小田原市は1級河川化そのものには賛成だが、今はそのような状況ではないとして、 相変わらず、1級河川化に組みしていない。

●何故、1級河川化が必要なのか?
  1.  酒匂川流域には重大な河川氾濫の歴史的推移がある。 
     *単独豪雨による堤防決壊
     *巨大地震による山地崩壊、富士山噴火による火山灰流失と豪雨が複合しての堤防決壊。
  2.  複合災害や二次被害に対しては、県の範囲を著しく超えることが予想される。
  3.  これまで2級河川のため、酒匂川流域全体の一貫した基盤整備の甘さが浮き彫りになった。
  4.  2010年の台風9号では、酒匂川流域の上流の小山町は、594㎜/日を記録し、約47万m3 の 土砂が大口土手付近の川床に堆積して、その浚渫に7年を要した。 その後、全体として遅々として進まない河川の浚渫状況に周囲の住民は不安を隠せない (県の予算不足は否めない。国による管理で国庫負担が必須と考える)
●「ガイドラインの基となる素案」の作成と住民への啓発
 災害に対して「過去の出来事は未来を解く鍵」の言葉のように、過去に発生した激甚自然災害を教 訓にしながら、超大型台風の常襲化や前線に伴う線状降水帯による豪雨に対して、少しでも災害を 軽減(減災)するため、「ガイドラインの作成」に取り掛かります。そして、新型コロナウイルスの 収束状況を見極めて、流域自治会組織等の協力を得ながら住民への「減災意識高揚」のため、アウ トリーチ(啓発活動)を進める予定です。

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